名古屋大学大学院経済学研究科私費外国人研究生入学申請手続きについて
学年・学期,入学時期
1学年は2学期に分かれており、第1学期は4月1日から9月30日まで、第2学期は10月1日から3月31日までです。 研究生が入学できるのは各学期のはじめ、つまり4月1日、または10月1日です。
申請要件
学部研究生(博士前期課程入学希望)として入学するには、下記の要件を満たしていることが必要です。
- 大学の経済学部またはこれに相当する学部を卒業して、学士学位を授与された者。 他学部を卒業した場合は、大学で経済学の分野の授業科目を 40単位(学分)以上取得し、学士学位を授与された者。
- 日本語能力試験N1級を受験していること(点数が審査の対象になります)。
大学院研究生(博士後期課程入学希望)として入学するには、下記の要件を満たしていることが必要です。
- 大学の経済学研究科(post graduate)または、これに相当する研究科を卒業して、修士学位を授与された者。
日本語能力
本学部、及び、研究科の授業の多くは日本語で行われます。 特に大学院では、日本語能力試験N1(1級)程度の日本語能力が必要と想定しています (N1程度の日本語能力とは、高度な文法、漢字2千字程度、語彙1万語程度を習得し、日本語の文章作成や、大学における学習研究が可能な日本語能力です)。
申請手続き
- 申請者登録票 [PDF] [MS-Word]に必要事項を全て記入して、留学生相談室に送付(郵送/E-Mail)してください。
- 留学生相談室から本研究科指定の研究生申請書類をE-Mailで送ります。
- 下記の 1から8 の書類のオリジナルと検定料9,800円を受付期間内に、経済学研究科留学生相談室に郵送/持参してください。≪コピーされた書類は無効です。オリジナル書類を提出してください。(6 はコピー可)≫
申請書類
1. 申請書
本研究科所定の用紙。(登録後、こちらからE-Mailで送付。)
2. 学位証明書と卒業証明書(在学中の人は学位取得見込み証明書・卒業見込み証明書)
出身大学、または政府が発行した正式な証明書。
3. 成績証明書
出身大学、または政府が発行した正式な学部および大学院の成績証明書。取得単位(学分)が明記されたものであること。 もし、成績証明書に単位数の記載がない場合は、出身大学が発行した、それぞれの科目履修に要した時間数を証明する証明書(オリジナル)を添えて提出すること。
*注:2と3の書類は、日本語または英語以外の場合は、公印付の日本語または英語の翻訳(オリジナル)を提出すること。
4. 推薦書
推薦者は、原則として申請者が所属する(元所属した)大学の教員とする。推薦書は、原則として日本語または英語に限る。封筒に封印し、封に推薦者の割印を押印すること。
5. 研究計画書
研究の目的、具体的な研究内容、研究方法等についてまとめたレポートを作成して提出すること。 (日本語で2,000字または英語で1,000語程度)
6. 日本語能力を証明する書類(コピー可)
学部研究生:海外または日本で受けられる日本語能力試験N1の結果の証明書(点数が記載されたもの)。
大学院研究生:日本語能力を証明する書類。
7.1 住民票の写し(日本からの申請者)
日本在住の人は、居住する市・区役所などの公的機関から発行された住民票。在留カード番号、在留資格、在留期間、在留期間満了の日が明記されたものとする。
7.2 戸籍謄本または市民籍の証明書(海外からの申請者)
公的機関の発行する正式な証明書。日本語または英語以外の場合は、公的または第3者機関の証明書付きの日本語または英語の翻訳(オリジナル)を提出すること。
8. 資金計画に関するアンケートと経済力証明書
本研究科所定の用紙。申請者が、日本でどのようにして学費・生活費を支弁する計画なのかを問うアンケートとその支弁方法を証明する経済力証明書(例えば、銀行預金残高証明書等)を提出すること。 (登録後、こちらから[申請書]と一緒にE-Mailで送付。)
*申請書類をホチキスで留めないでください。
注:申請書類は1から8まで完全に揃った場合に、審査の対象になります。書類に不足や不備がある場合は、不合格となる可能性があるので、わからないことがある場合は、留学生相談室に問合せてください。偽造等不正が あった場合は不合格となります。また、書類に記入した住所等、内容に変更がある場合は直ちに留学生相談室へ連絡して下さい。
検定料
本研究科では、申請書類の提出時に検定料9,800円の納入が必要です。 納入方法は下記の通りです。
(日本国内からの申請)持参か郵便書留で送金(締切日までに必着)
(海外からの申請)送金方法の詳細は登録後に連絡します 。
注:一旦納入された検定料は、原則として払い戻しには応じません。
申請書類と検定料の受付期間
研究生入学のための申請書類と検定料は、以下の受付期間内に留学生相談室まで郵送か持参して下さい。
2024年10月入学申請 3月4日から 3月15日(必着)
2025年 4月入学申請 10月14日から10月25日(必着)
注:書類の到着が締切り日を過ぎた場合や、提出された書類に不備がある場合には、受理されません。
選考結果の通知
選考の結果は、受け付け締め切り後およそ2~3ヶ月後になります。結果の通知は、申請者全員にE−Mailにてお知らせいたします。
入学許可
選考に合格して入学を許可された者には、入学許可証明書を発行します。 海外からの申請者には、日本に入国する手続きに必要な書類(在留資格認定証明書交付申請書)も併せて送付します。
研究生の入学料および授業料(2024年度入学者)
- 入学料 84,600円
- 授業料(月額) 29,700円 ・・・・・ 6か月分(178,200円)毎の納入となります。
※最初の6か月分は入学時に納入して下さい。
大学院・学位
大学院経済学研究科は博士前期課程(2年)と博士後期課程(3年)に分かれており、社会経済システムおよび産業経営システムの2専攻が設置されています。博士前期課程では、研究成果を修士論文としてまとめ、学位試験に合格すると、修士(経済学)の学位が与えられます。博士後期課程3年間を修了し、博士論文を完成し、学位試験に合格した者は、博士(経済学)の学位が授与されます。大学院経済学研究科の外国人留学生特別入学試験は、博士前期課程・博士後期課程共に年1回で、それぞれ1月下旬~2月上旬に行われます。
なお、大学院入学の際には次の費用が必要になります(2024年度入学者)。 検定料 30,000円 入学料 282,000円 授業料(年間) 535,800円
授業料免除制度:正規学生で、学業が優秀でありながら、経済的な理由により授業料等の納付が困難な場合は、選考の上、授業料・入学料が全額又は半額免除される制度がありますが、 近年免除される可能性は非常に低くなっています。
奨学金について
民間団体等の奨学金制度の中で、研究生が応募できる奨学金は、ほとんどありません。研究生にとって奨学金受給は非常に難しいことを、あらかじめご了承ください。
住居について
名古屋大学には、インターナショナル・レジデンス他留学生向け宿舎があります。海外からの申請者は、原則として渡日後5ヵ月間に限り宿舎を利用することができます。 注: 入学許可が出る前に入居の申し込みはできません。また、新たに来日する留学生の入居を優先するため、既に日本に居住している留学生の入居は難しくなるとお考えください。
日本語教育プログラム
名古屋大学では、在学生向けに、初級から上級まで様々なレベルの日本語教育のプログラムを用意しています。 申込期日は各学期の初めとなっています。春休みと夏休みには集中講座も設けられています。詳細は国際言語センターのサイトを参考にして下さい。
申請書類等送付先・連絡先
申請書類や申請登録票等の送付先および各種問い合わせ先は下記の通りです。 来訪される方は、事前に電話かE-Mailで予約を取るようにお願いいたします。
〒464−8601 名古屋市千種区不老町
名古屋大学大学院経済学研究科 留学生相談室
TEL/FAX:052−789−5957
時 間 :10:00~14:00(月~金)
E-Mail : ryu-gaku@soec.nagoya-u.ac.jp
注意事項
- 最近、留学希望者が急増しています。申請要件を十分満たしていても、入学できるとは限りませんので、あらかじめご了承ください。
- 留学生相談室では、入学希望者が入学申請書類を提出する前に、入学の希望を教員に取り次いだり、受け入れの可能性についてお答えすることはできません。
- 私費外国人研究生の指導教員は審査過程において決定します。つまり、私費外国人研究生に応募する場合、教員に直接連絡をとる必要はありません。
- 最近、悪質な中間業者が多発しております。連絡は、基本的に申請者と留学生相談室が直接行いますので、ご了承ください。
- 提出書類に偽造が発覚した場合には、合格後でも入学を認めない場合や、(入学後に)退学処分にする場合がありますので、提出書類は大学等が発行したオリジナルのものを使うようにしてください。
- 出願書類として求められる文章等を生成AIにより作成することは認めません。